柿の話

岐阜は、柿が有名で、岐阜市でも外れのほうに行くとあちこちに柿畑があります。
ここで、薀蓄です。

柿という名前の語源は、諸説、いろいろあるのですが、
有力な説の1つに、赤木(赤い木)の「あ」が省略されたという説があります。

この時期、柿が赤く色づいてとても目立つことから、あかき→かきになったということらしいです。

他にも、柿の木は、堅い木(かたい木)なので、堅木が訛ってかきになったという説もあるようです。

柿といえば、有名な俳句に正岡子規の「柿食えば 鐘がなるなり法隆寺」という俳句があります。 

柿の熟した色と夕焼けの色が目に浮かび、
その時の情景が、とてもイメージしやすく、わかりやすい俳句だと思います。 

この俳句は、もともと、夏目漱石の「鐘つけば 銀杏散るなり建長寺」という俳句に対する返礼の俳句だそうですが、子規の俳句だけが、有名になりました。